バイク修理人生

バイク屋店長のバイク遊びと修理の日記

2010年02月

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フロントフォークのOHの依頼で分解しました。

2年半前ぐらいにOHしたのですがあまり乗っていないバイクです。

だけど分解してビックリ。 フォークオイルがとんでもないことになっていました。

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オイル自体、汚れていないのですが、ドロドロです。 ジェル状になっていますね。

本来、倒立フォークのオイルは、サラダ油のようにサラサラしているのですがこれはすごいですよ。

サスペンションのダンパー作動は、オイルがシムとバルブの隙間を行ったり来たりして作動します。

オイルがジェル状になってしまっては、隙間をスムーズに動かないんですよ。

これでは、サスペンション本来の動きはしていなかったでしょうね。

このジェル状になってしまったオイルは、以前にも何度も見ましたが、いずれも長い間

オイル交換していなかった車両でした。

フォークオイルもオイルなので動かしていなくても酸化し劣化してしまいます。

作動させていなくても1年に1回は、オイル交換したほうが良いでしょうね。

練習やレースによく使用する方は、6ヶ月毎に交換するとベストな状態で走行できるでしょう。








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オフロードバイクの整備で、結構見落としがちなチェーンスライダー。

チェーンスライダーとは、スイングアームのピボット付近に付いているチェーンと

スイングアームとの干渉を防ぐゴムの部品のこと。

チェーンスライダーは、常にチェーンと干渉しているため削れてしまうのじゃよ。

これをそのまま放置しているとチェーンとスイングアームが当たってスイングアームに穴が開いちゃいます。

過去に穴の開いたスイングアームを何台か見たことがあるのよ。

穴が開いてしまうとそこから泥や水がスイングアーム内に浸入してえらいことになっちゃうのじゃよ。

だからそうなる前に換えてけろ。

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これくらい削れたらもう換えてけろ。 悪いことは言わないから交換してけろ。

スイングアーム交換とかになったらえらい出費なのよ~~~。

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これが交換した新品のチェーンスライダー。 これを見たら結構削れてたことが分かるでしょ。

う~ん、これで安心なのじゃよ~。







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ちょっと昔のバイクのキャブレータOHをしています。

そして、分解してビックリ。

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フロートが真鍮でできていますよ。 

めちゃめちゃなつかしいですね。 久しぶりに見ましたよ真鍮製のフロート。

今のフロートは、みんなプラスチック製ですからね。

あらためてよく見るとすごく良くできていますよね。 芸術的な作りですよ。

でも、このフロートすぐ穴が開いてダメになっちゃうんですよね。

あとチョークもすごいですよ。

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フラップ式じゃなくてシャッター式ですよ。 これもなつかしいね。

昔は、当たり前だったんだけど今、見ると考えられない構造ですよね。

こう見るとレシプロエンジンの進化ってすごいなぁ~と感心しました。







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2ストモトクロッサーのサイレンサーから2ストオイルがかなり出てくるらしいです。

確かにチャンバーとサイレンサーのつなぎ目及びサイレンサーの排気出口が2ストオイルでベタベタです。

2ストは、サイレンサーから2ストオイルが多少出てしまうのは仕方ないのですが

その量がちょっと多いようなので、とりあえずチャンバーを外してみました。

そうすると・・・。

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チャンバー内に2ストオイルが溜まっていました。

ドロドロしたオイルがかなり溜まっています。

なぜ、こんなにオイルが溜まってしまうのか、原因がいくつかあります。

1. ガソリンとオイルの混合比が濃すぎる。

2. ピストンリングの磨耗により圧縮がなくなり不完全燃焼をしている。

3. かなり前に混合した混合ガソリンを使っている。

4. 燃焼温度の高いオイルを使っている。

他にもあと何点かありますが一番可能性が高いのはこの4点かな。

この中で一番ありがちなのが3番と4番ね。

3番は、結構皆さんやってますよね。 

オイルとガソリンを混合した時点で燃料の劣化は始まります。 

100%化学合成のオイルならまだ良いのですが半化学合成や鉱物油のオイルは、劣化がかなり早いです。

劣化した混合オイルは、完全燃焼してくれないため燃えきらないオイルが排出されて溜まっちゃうんですよね。

4番は、意外と知られていないことなんだけど、混合オイルには、オイルの燃焼温度が

メーカーや種類によってかなり違うんですよ。

カートやオンロードバイク、そして速いオフロードライダーは、常に高回転域を使って走っているため

常時エンジンがヒートしてるので燃焼温度の高いオイルを使ってもオイルが燃えきってくれるんですね。

全開域の少ないエンデューロコースや初級、中級のオフロードライダーは、エンジン温度が上がらないため

燃焼温度の高いオイルでは、オイルが燃えきらずに排出されるためチャンバーやサイレンサーが

ベトベトになってしまうんですよ。

だから燃焼温度の低いオイルを使って完全燃焼させてあげるとさほどベトベトにならないで済むんですね。

オイルでベトベトになるからといってメーンジェットを絞ったり、

過度に混合比を薄くしたりすることは、止めてくださいね。

とりあえず、今回は、チャンバー内をトーチで炙ってオイルを燃やしてしまいました。

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今日は天気が良く、徒歩通勤です。

歩きながら日向を探し、日向ぼっこをしながら相変わらず ボ~ としながら歩いていると

国道16号の下り坂、信号待ちで渋滞している車の左脇をかなりのスピードで下ってくる男性の自転車。

そこへ渋滞している車を縫うように道路を横断するおば様の自転車。

そして、おば様の自転車がトラックの前を横断しきったとき下ってきた男性の自転車と激突です。

すさまじいぶつかり方でした。

おば様のほうは大したことがなかったのですがスピードの出ている兄チャンの方は、かなりの転び方です。

横たわる兄チャンの左足を見ると 人間の足は、そっちには曲がらないでしょう という方向に・・・。

兄ちゃんいわく「足が痛くて動かない」

う~ん、そりゃ動かないよなぁ。 折れてるかな、膝の靭帯がいってるかなと思いました。

へたげに動かすとやばそうなので「とりあえず足は動かさないで」と言い救急車を呼びました。

車と車の間を横断したおば様が悪いんだけど、兄チャンもスピード出しすぎかな。

これで兄チャンが自転車じゃなくてバイクだったらおば様が大怪我してたんでしょうね。

最近、自転車がはやっているけど無謀な運転は、NGですね。

皆さんも気をつけてくださいね。







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