スイングアームのピボットベアリングとリヤサス下部のピロボールベアリングを

交換したので、他のリンクベアリングをＯＨしました。



そうこうしているうちにリヤサスがサス屋さんより仕上がってまいりました。


ＴＴ２５０Ｒレイドのリヤサスが仕上がってきたということは、そうです、

ＹＺ４５０ＦＸの前後サスペンションも仕上がってきたということです。

ヤバイな～、ＹＺ４５０ＦＸの方は、かなり前から手つかずの放置状態だよ。

いくらシーズンが終わって乗らないからと言って、放置しすぎだよね。

お客様に「俺のバイクは、いつ手を付けるんだ！」って怒られそうだよ。

取り合えず急いでＴＴ２５０Ｒレイドを組み上たのね。


スイングアームをＴＴ２５０Ｒの物にしたので、前後のスプロケットとチェーンも

５２０サイズの物に変更しました。

ＴＴ２５０Ｒレイドのチェーンは、もともと４２８サイズなのよ。

排気量が２５０ｃｃもあって４２８サイズってどういうことよ？

訳分からんちゃね。




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ＴＴ２５０Ｒレイドのスイングアームは、皆さんご存知の通りクソ重たい

スチール製のスイングアーム。

対して同時期に販売されていたＴＴ２５０Ｒは、とても軽いアルミ製のスイングアーム。

当時、何故にレイドもＴＴ２５０Ｒと同じアルミ製にしなかったのかヤマハの

七不思議の一つとされていました。

で、どうせ足回りのメンテナンスをやるのだからＴＴ２５０Ｒのアルミ製の

スイングアームに交換して欲しいとのこと。

なので、お客様自らオークションで購入したＴＴ２５０Ｒのスイングアームを

持って来ました。


右側がＴＴ２５０Ｒのアルミ製のスイングアーム。

比べてみると重量がかなり違います。

オークションで購入したものなのですぐに使用できるか点検してみると・・・。


何じゃこのベアリングは？

当然交換ですね。

合わせて元々付いていたリンクベアリングを点検すると。


リヤサス下部のピロボールベアリングのオイルシールが無くなっているため

ベアリングがスカスカになっちょります。

こちらも交換ですね。


スイングアームのピボットベアリングおよび先程のピロボールベアリングは、

圧入式なので交換は、油圧プレス機を使用して行います。

叩き入れるとベアリングが潰れて動きが渋くなるので必ず油圧プレス機で圧入します。

あとは、ベアリングの洗浄とグリスアップですね。




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ステムベアリングが終わったから次は、フロントフォークのＯＨね。

フロントフォークを分解して古いオイルを排出させたらトンでもないオイルが出て来たよ。


すげぇ～な～、１０．０００ｋｍ走ったエンジンオイルかよっ！

久しぶりにこんな汚ったないフォークオイルを見ましたよ。

新車から１度も交換してないのですかね？

当然、アウターチューブ、インナーチューブ、インナーロッド等も

ゲロ汚れているのですべて綺麗に洗浄。


インナーチューブに目立った錆、傷等がないのでオイルシール等を交換して

組み上げて終了。


フロント周りは、出来上がり。

今度は、リヤ周りなんだけど、また、無理難題をおっしゃっているのよね。




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